絆:ニッケイ・ストーリー ~東日本大震災から~

人と人との固い結びつき、それが、「絆」です。

このシリーズでは、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震とその影響で引き起こされた津波やその他の被害に対する、日系の個人・コミュニティの反応や思いを共有します。支援活動への参加や、震災による影響、日本との結びつきに関するみなさんの声をお届けします。

震災へのあなたの反応を記事にするには、「ジャーナルへの寄稿」 ページのガイドラインをお読みください。英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語での投稿が可能です。世界中から、幅広い内容の記事をお待ちしています。

ここに掲載されるストーリーが、被災された日本のみなさんや、震災の影響を受けた世界中のみなさんの励ましとなれば幸いです。また、このシリーズが、ニマ会コミュニティから未来へのメッセージとなり、いつの日かタイムカプセルとなって未来へ届けられることを願っています。

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今、世界中から日本へ向けた、たくさんの支援団体や基金が立ち上げられています。日系による支援活動情報を入手するには、ディスカバーニッケイ のツイッターをフォローするか、イベントセクション をご覧ください。日本への支援イベントについて投稿する際は、「JPquake2011」のタグを付け、震災支援イベントのリスト上に現れるように設定してください。

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東日本大震災追悼:「The Hidden Japan」デレック・ヤマシタ氏インタビュー その2

その1を読む>>

東北での活動を超えて

The Hidden Japanの活動は、日本とアメリカの文化を祝い、異文化理解を促進する両国でのイベント作りにまで拡大しています。仕事を通してそうした使命に掻き立てられた理由は何でしょうか?

私は日系アメリカ人コミュニティで育った日系人ですが、ロサンゼルスで目にする日本文化は日本を見る窓としてはほんの小さな一部でしかないということに気づきました。日本に住んで6年になりますが、観光の仕事で見たり経験したりすることにいまだ驚かされることがあるので、そうしたことをアメリカで紹介したいと思っています。イベントなどを通して山形や新潟などの地域を特集して関心を持ってもらい、イベント…

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東日本大震災追悼:「The Hidden Japan」デレック・ヤマシタ氏インタビュー — その1

2011年を境に3月11日は、壊滅的な東日本大震災の発生によって人生が一変した何十万もの日本の人々にとって、追悼の日となった。地震とその後に起きた津波は、大勢の命を奪った。その後数週間、人と地域に影響を及ぼす数多くの問題が発生し、それらの問題は、それから何か月、何年も先まで続いた。福島の原子力発電所での電源喪失から津波による塩害、広範に及ぶ建物、住宅、自動車への冠水被害など、地域の人々は日常生活を取り戻す以前に、克服困難と思われる障壁を乗り越えなければならなかった。あれから12年、被災地ではいまだ多くの人が苦しみ続けている。

3.11の二重災害は世界中に衝撃を与え、日本国外に暮らす人々の人生さえも、大きく変えた。デ…

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忘れない:東日本大震災から10年

先月13日、福島ではマグニチュード7.1の地震がありました。私は凍り付きました。冷や汗と、覚えのある胸騒ぎが再び押し寄せてきました。

フラッシュバック:2011年3月11日

学校に出勤しようと起床すると、突然CBCラジオから取り乱した様子で電話があったことを覚えています。日本で起きた地震と津波に関するコメントを求められたのです。朝早い時間に邪魔が入ったことに苛立ち、「いったい何が起きているんだ?」と思いました。学校では日本の、具体的には東北地方のニュースを確認する時間を確保することに午前中ずっと気をとられていました。家財道具や車などの漂流物が浮かぶ中、黒い波や渦巻く地獄のような濁流が家々を丸ごと押し流す様子や、仙台国…

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2011年東日本大震災の被災者に送ったメキシコのくす玉と応援メッセージ

2011年3月11日の早朝、画家の鈴木美登里さんはなかなか眠りにつくことができなかった。その日は朝から、日墨協会で自身とアーティスト仲間が企画した「マゲイの花(竜舌蘭の花)」という絵画展の開会式が予定されていた。眠ってしまった頃に電話がなり、友達から日本で大きな地震が発生したという知らせが入った。朦朧としたまま、次のように返事した:「心配しなくてもいいよ!日本ではいつも発生している地震の一つよ!」、と言って電話を切ったのである。

それから数時間後まだ朝のかなり早い時間だったが、美登里さんの娘に起こされ、手にしていたノートパソコンからマグニチュード9の大地震によって発生した、津波の映像を見せられた。日本の東北地方が大…

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「東北の新月」初上映会を仙台で開催!

東日本大震災発生から5年を迎える日の9日後となる2016年3月20日。私たち市民有志は、リンダ・オオハマさん製作の記録映画「東北の新月」の上映会を仙台で開催しました。映画は2月末に完成。その作品を収めたブルーレイを携えて、3月7日にリンダさんが来日。初演の地として仙台を選んでくださったのです。

上映会当日の午前9時。上映会場となる「せんだいメディアテーク」の扉が開錠されると、数十人が館内になだれ込み、一斉にシアターを目指しました。午前10時の上映開始に合わせて受付の準備をしようと思っていた私たちは焦りました。打ち合わせもそこそこに、各人が持ち場についたのが午前9時20分過ぎ。すでに通路は100名以上の人々でごった返す有…

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