リトルトーキョーをテーマに創作した日本語と英語のショートストーリーを対象にした「イマジン・リトル東京ショートストーリーコンテスト」は、今年度で10回を迎える。日本語の最優秀作品は毎回、アメリカで活躍する日本人俳優が朗読するのだが、今年は日本の女優、佐古真弓さんがその役を担う。
佐古さんは、スカーレット・ヨハンソンやエマ・ストーンら、ハリウッド女優の吹き替えで知られる第一線の声優でもある。佐古さんに今回の朗読を引き受けた経緯や、リトルトーキョーへの思いなどを聞いた。
「今回のショートストーリーの朗読を受けることになったのは、ロサンゼルスで活動されている俳優の尾崎英二郎さんにオファーを頂いたからです。私は尾崎さんが出演されていたTVドラマ『私立探偵マグナム(Magnum, P.I.)』に日本語吹き替え版で、バーディタ・ウィークスさんが演じる、主人公マグナムの相棒、ジュリエット・ヒギンズの声を担当しているのですが、私が吹き替え版に出演していることをきっかけに、尾崎さんとTwitterで知り合いました。(尾崎さんからオファーを受けた時は)、その大役に『私で良いのか?』と当初は戸惑いもありましたが、とても光栄なことですので、引き受けさせていただきました」。
5月20日に対面式とバーチャルの両方で開催されるショートストーリーコンテスト授賞式では、日本を拠点とする佐古さんによる事前収…