第二次大戦のコミュニティ形成への影響(スペイン語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(スペイン語)地元社会に対する不信はあると思いますが、その日系社会というゲットーにいる以上、そうした人はある程度安心して快適に生活していると思うのです。ただ、不信感は歴史の出来事によるものというより、日系人の「移民としてのメンタリティー」にあるのではないかと思うのです。著名な社会心理学者エリック・フロム氏は、一人の人間がパートナーを持つと、その関係によって自分自身の延長線を描くという。だからこそ、自分と同じ人種や社会階層、学歴等の人を探し、共に将来を設計し、(夫婦関係を)築いていきたいと考えるのです。 日本人移民の子孫である日系人も日系社会の人との方が居心地がいいと思い、その方が摩擦も対立も少なく、精神的矛盾もなく、便利であるのです。また、罪意識の部分とも関係しており、その安心できる社会では礼儀正しく振る舞えるのです。こうした家庭では、夫婦間の貞節意識、一夫一婦制に対する考え、子弟教育の概念(同じような教育を受けさせるという意味で)等について共有できるものがあるのです。だからこそ、昔の歴史的体験というより、ユダヤ人がユダヤ系の人と結婚する、アンデス地方の人が同じ人と一緒になるまたは一緒になりやすいように、日系人たちも自身のグループに所属することを選ぶのだと思います。

日付: 2008年2月26日
場所: ペルー、リマ市
Interviewer: ハルミ・ナコ
Contributed by: ペルー日系人協会 (APJ)

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