移民の苦労神話(スペイン語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(スペイン語)私たち(日系人)のコミュニティーの多くは、自身を移民としてみています。完全にこの土地に溶け込んでおらず、馴染んでいないというか、だからすべてを尽くせないのです。大事なのは、移民として存在する伝説を伝承することなのです。血縁的なものだけではなく、その手本になるものも伝承することです。今の三世ぐらいにもそうした要素があり、それはとてもいいことだと思っています。最終的にはその道に戻って来るのです。 でも、私をも含めて二世たちは親から受け継いだ犠牲と忍耐という価値観を背負わなくてはならないのです。この責任感のようなものによって、良くない見本であるということであるため自分の意思であっても命を断つこともできないと思ってしまったのです。 今でも自分の文学者として仕事や文化事業の活動は、もしかしたら甥や姪にはあまりいい手本ではないのではないかと思ってしまいます。気ままな自分の人生ではないということでね。ここが日系ということなのでしょう。我々は手本になり、教訓を伝え、移民として何か良いことをしなくてはならないと、使命と宿命があると、そしてその使命は良い手本であり、子孫を残し、すばらしいことを伝えることだと。でも、伝説ではなくもう一つの現実なのです。日系人であるということも一つの現実であり、それ自体はほんとうにいいことなのですが、とても疲れますね

日付: 2008年2月26日
場所: ペルー、リマ市
Interviewer: ハルミ・ナコ
Contributed by: ペルー日系人協会 (APJ)

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