日系人を研究している日本人研究者の推論 (英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語) 僕は日系アメリカ人の体験について研究している日本人学者が少し気になっていてるんです。自分の枠組みの中で(日系アメリカ人に関する事柄について)推論を立てるときには気をつけるよう忠告してきたんです。日本人学者は彼ら自身の観点で多くの事柄について述べることができるので、日系アメリカ人研究をするにあたりこれはとても重要なことだと思います。

でも、物事をどの視点から見るかが重要であって、自分たちのアイデンティティは自分たちの視点から見るべきだと日本の学者へ言ってきたんです。「もしあなたが自分のアイデンティティについての質問の答えを探しているなら、ルース・ベネディクトの『菊と刀』という本から始めますか?」と。また、「戦争中に日本人としてのアイデンティティについて、日系アメリカ人にインタビューした著名な文化人類学者によってすでにこのような研究はなされているんです」と言ってあげました。「もし本当に自分のアイデンティティについて知りたいのであれば、『菊と刀』のような本を読むことから始めますか?確かに、その本を読むことは大切ですが、僕だったら必ず自分自身の視点から(アイデンティティについて考え)始めますよ」ってね。「あなた自身の日本での体験や教育をもとに、さまざまな推論を立てることができるんです。だから、もし世界中にいる日本人移民の研究をするのであれば、まず自分自身の推論を試しなさい」って言ったんです。

日付: 2004年1月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アート・ハンセン
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

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