(スペイン語)幸いにも、今の若い世代はそうした質問や疑問はもうないようです。私もそれはうらやましく思いますし、そのすっきりさには脱帽します。アイデンティティーのことで悩まずにすんでいることはとても幸せですね。一つのアイデンティティーという概念はもうなく、非常に健全な人たちなのです。ポストモダン的といいましょうか、完全にこの社会の市民になり、この国の民主主義、市民権、それは誰とでも(日系人以外という意味)性的関係を持ち、誰とでも子孫をつくるということを意味するのです。そして、そうした自由な発想をもっているにもかかわらず、彼たちはこの日系社会の中に留まるのです。そう選択する若い世代もいるのです。 日系社会以外の人(日系人)と婚姻する人も多いし、非日系人と結婚する者も多いのです。でも、多くは、大多数がコミュニティー内に残るのです。このペルーでは、日系人同士の結婚が殆どであり、30歳未満の若い世代でもそうなのです。
日付: 2008年2月26日
場所: ペルー、リマ市
Interviewer: ハルミ・ナコ
Contributed by: ペルー日系人協会 (APJ)