インタビュー
工場労働者から自分のビジネスを持つまでの道のり(ポルトガル語)
(ポルトガル語)日本で3年ぐらい工場で働いたけれど、「毎日同じようなこをやって、これでいいのか」って、私には将来性が見えなかった。そんな時、店を営んでいた友人が突然「バイトしないか?」と尋ねてきたんだ。いいチャンスだと思ったので、私はやってみることにした。そして、工場で働くかたわら、夜は友人のワゴン車にブラジルの品物を乗せて、工場やその寮の前で売り始めた。でも、工場の仕事と販売の両立はきつくなったので、工場の方を辞めてしまった。
友人の誘いのおかげで、私はトラックにブラジル商品を乗せていろいろな県を回ったよ。最初の頃はお客さんが少なかったので、私はお客さんを増やすことを願いながら働いたんだ。
これを続けていくうち、ようやく東京で仕事をする機会を得たんだ。このチャンスを与えてくれて力になってくれたのがBanco do Brasil(ブラジル銀行)。銀行の前にトラックを停めて営業を始めたから、ここまで発展できたんだ。ブラジル大使館もトラックを停める許可を出してくれた。
おかげ様で商売は順調に進んだよ。ブラジル銀行やブラジル大使館の前に居ると、「うちの寮にも行ってくれないか?」と通りかかった人によく言われたんだ。おかげで客が増えたので、本当によかったと思うよ。
それから危機が来たでしょ?友人は商売をやめてしまったけど、サイトは私が引き継いで今でもやっている。何年か後には、大泉町で店を開くことになったんだ。
日付: 2016年10月19日
場所: 日本、群馬県
インタビュアー: 小嶋 茂
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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