フジモリ大統領としては、その罪はどうあれ、監督責任というものがあったわけですから、やはり、そのペルーに堂々と戻ってきて、裁判をするなり何なりして、その自分の潔白を証明すべきであって、亡命をして帰ってこない。しかも、日本の国籍を持ってるっていうことで、日本に保護されるっていうのは、日系人の人から見れば、やはり大きな失望だったと思いますね。その気持ちは、今でも変わっていないと思います。 ですから大統領になる時も、フジモリ大統領を、積極的に応援しなかったのは、日系人であるし、それから大統領を終われた時に、同情は、というよりも、潔くないというある種の批判を持ってるのも日系人、あの、ペルーに住んでる日系人の大方の意見だと思いますね。
日付: 2007年5月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: 西村 陽子
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター