フジモリさんを選んだのは、日系人の人たちではありません。これも非常に大きな特色だと思いますけども。フジモリさんを大統領にしたのは、ペルーの一般大衆。特に、えー、地方のインディヘナの人を中心とする、社会的には決して恵まれていない人たちが、やはり今までのその既成の政党、それから既成の政治家、それから今までの既成のそういうエスタブリッシュの階層に対する異議申し立てということで、えーその全くそういう意味で、色の染まっていなかった。そして、日系人ということは、その場合には勤勉である。その大統領のキャンペーンにも、自分は日系人であるとことをフジモリ大統領は、120%利用されるわけですけれども、日本人の持っている勤勉、正直、というものを前面に打ち出して、ま、あの票を得て、得たわけなんですね。
日付: 2007年5月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: 西村 陽子
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター