天野博物館を通して日本のよさを世界へ伝える

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

あの、天野博物館っていうのは、もう40年近くやってるんですけども、その、なぜその天野が、天野博物館っていうものをこう、要するに個人の博物館で、日本人が作って、しかも入場料を未だに頂いていない。無料で経営をしてる。

なぜ天野がそういうことをしようとしたかというと、もちろん、その一番最初の根底には、天野が自分が好きな、あのアンデス文化の研究ということなんですが。実は、それと一緒に、その日本人がそういうことするっていうのは、他の国では例がなかったわけで、天野はそのアンデス文化を研究して、それを世に、博物館という形で出すことによって、来てくれた人が、そのチャンカイという文化の素晴らしさに驚いてくる。驚かすためにというか、驚いてくれるだろうと。で、驚いてくると同時に、これだけの素晴らしい研究とか、コレクションをしているのは誰だというと、生粋の日本人であると。経営してるのはみんな日系、日本人なんだと。日系人なんだということを知った時に、その初めて日本という民族の、その他人の文化にこれほど愛情を注げる。理解を、深い理解と、その愛情を注げる資質を持った民族であるということ。これが、日本を宣伝する一つの方法であると。日本の宣伝は、別に日本の文物を外国に紹介するだけではなくて、日本人の持っている資質というものを、外国の人に、その国の人に知ってもらう。非常にいい方法であるということを、彼は意識していたので、ま、こういう形になって、今でも続けているわけですね。

ですから、え~その気持ちを継いで、我々今、同じようなスタイルで続けていくわけですけども。ま、今後とも、その日本を紹介する一つの方法として、日本人が、他人の文化にこれだけの、情熱を注げるんだということを、示し続けることによって、深い意味で、そのペルーという国と、日本という国の友好。あるいは、逆に、他の外国に、ペルーという国にこういう博物館があって、チャンカイのコレクションでは世界一だぞということを常に心がけているわけですが、ま、そういうものが世界に広がることによって、やはり、日本という文化を、日本人というものをね、資質を世界に、やはり宣伝できるんじゃないかと、あるいは示せれるんじゃないかと。ということで、我々そう日々努力をしているわけです。

日付: 2007年5月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: 西村 陽子
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

Amano Museum peru

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