インタビュー
強制収容所での思い出(英語)
(英語) 強制収容所にいた頃僕はまだとても小さかったので、どこでも遊びたいところで遊ばせてもらえたんです。僕らがすることと言えば、遊ぶことだったんです。収容所中あちこち散策したりして、父に恥をかかせてしまったこともありました。父はそのブロックの火災警備員をやっていたんですが、僕らはマッチで遊んでいで間違えて貯水槽に火をつけてしまったんですよ。でも僕が覚えているのはそれくらいで、とにかく楽しかったですね。
あと、覚えているのは、年齢と性別によって別々に食事を取っていたことですかね。だから今でも僕の世代は家族みんなで食事することに、本当は違和感があるんだと思います。当時から習慣として残っているんでしょうね。母は、ラム肉の料理は作らないんですが、金曜日は食堂のメニューはラムシチュー、子羊のシチューだったんです。羊はずいぶん油っぽくてね。だから僕は大学に入るまでそれがラムだってことを知らなかったんですよ。
日付: 2004年12月3日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: アート・ハンセン、ソージン・キム
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター