(英語) 僕が京都に着いた2日目にちょっと面白いことがあったんです。当時はまだ路面電車が通っていて、僕は本願寺前で電車から降りたんです。本願寺の向いには平安高校があって、そこで降りると制服を着た黒人の高校生がいたんです。それで僕は近づいていって、「やあ、調子はどう?どこから来たんだい?」と話しかけたんです。そしたら彼は完璧な京都弁で「なんですか?」って答えたんですね。彼は京都で生まれ育ったということを後になって知ったんですけど、彼の父親はアメリカ人だったんです。ずいぶん皮肉なことですよね。僕は彼に対して黒人英語のアクセントで話しかけて返事を期待していたのに、黒人の彼は完璧な京都弁で「一体何を言ってるの?」という風に返してきたんですから。その後も僕らはよく顔を合わせることになりました。彼は今も京都に住んでいて、今ではレストランを経営してるんですよ。そして今も京都弁を話してます。
日付: 2004年12月3日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アート・ハンセン、ソージン・キム
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター