(英語) ひとつはっきり覚えていることがあります。(日本の)状況が益々悪くなってきた時に先生が言ったことです。日本海軍は強かったので人気がありました。先生は「日本人は目の中心が黒く、その周りが茶色いので、青い目、薄い青の目に比べて光をより多く吸収できる、だから太平洋をより遠くまで見渡すことが出来るのだ」と言うのです。「アメリカ人は金髪で目が青いから太陽の光で目が見えなくなる。だから遠くまで見渡せないのだ」と言うのです。そして「日本人の有利な点が分かりましたか?」とくるわけです。
私は心の中で・・・先程から私がその時どう感じたかと聞いていらっしゃいましたが・・・「馬鹿じゃなかろうか」と思いました。それは友達にも言えなかったので、自分で密かにそう思っていたのです。「哀れなこと。そんなこと皆が信じるとでも思っているの?」と。少なくとも私は信じませんでした。(そんなことはないとわかる)充分な化学的な知識もありましたし・・・単純に・・・個人的に受け入れられませんでした。そしてよほどひどい状況に違いないと思いました。本当に必死の戦況だったのですね。
日付: 2003年8月3・4日
場所: 米国、ワシントン州
Interviewer: アリス・イトウ
Contributed by: Denshō: The Japanese American Legacy Project.