インタビュー
フジモリ元大統領の夜食を配達
フジモリさんはね、彼はね、いろんなこと言われてるけど、ものすごく仕事する人なのね。それでね、おそらく2時間か3時間しか寝ない人。それで、僕がシェラトンに店持ってた頃、大統領官邸が近かったので、実はダイレクトの電話を持ってました。彼から電話がかかってきて「今日は3時まで仕事します。」で、「2時ぐらいに食べたい」って言う、ま、電話がかかってくると、要するに彼はだから、おいしいもの食いたいとか言わないわけね。要するに「あ、これは今日はじゃあ、おかゆみたいなものにしようとかな」と。うん。決して、贅沢なこと言わない人でね。ただ、彼の場合、体調崩したくないということで、必ず僕のほうに電話があったわけだけど。
もう一つはね、彼はね、えらかったのはね、何かあると大統領官邸に僕も呼んでもらったんですけどね。取りあえず、要するに、料理を作ったり、指導したりするのにね。昔はね、大統領官邸っていうのはね、ABCっていうね、ランクがあってね、大統領たちが食べる上の人が食べる料理、それから真ん中の佐官クラスが食べる、それから下の一兵卒が食べる料理、3つに分かれてた。それをフジモリさんは、無駄だって言って、それを全部廃止して、一番下の料理にしたと。これ、えらい人なんですよだから。
だから、我々はだから、そういった意味では、秘書官から電話がかかってくるんじゃなくて、大統領から直接電話で話したのね。それで、できましたって言ったら、パトカーが来て、で、パトカーで持っていくんだけど、その時、必ずね、皿に封印をして、毒一服もらったんじゃ、これかないませんからね。必ずそうやって、持っていくと。ま、これが毎日じゃないですよ。彼はペルー料理も好きですからね。うん。
日付: 2007年4月18日
場所: ペルー、リマ市
インタビュアー: アン・カネコ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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