(英語) アメリカの輸送船がカヤオ港に入るたび、その噂はすぐに広まって父親やその家の家長は隠れるんですね。私の父もそうでした。それで警察が父を探しに何度も家に来たんですが、父が見つからないんですよ。結局警察は何度来ても父がいないので、かわりに母を連行し、刑務所に入れたんです。私の妹は当時11歳でしたが、母を一人で行かせたくないと言って、一緒について行きました。父はそれを知るなりすぐに出頭して、母と妹は釈放されました。そして私たちにはたしか1週間の猶予が与えられ、というか強制的に1週間のうちに(ペルーを出るための)準備をしなければならず、私達一家は『キューバ』という名のアメリカ軍の輸送船に乗せられたのです。
日付: 2003年10月26日
場所: 米国、ワシントン州
Interviewer: アリス・イトウ
Contributed by: Denshō: The Japanese American Legacy Project.