家族の反対をおしきりボブと結婚(英語)

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書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語) 私の兄も姉も、みんな私がボブと結婚することには反対していました。ボブには4人妹がいて、私は体が丈夫な方ではないし、しょっちゅう病気になっていたので、「カドグチ家に嫁いで、一体どうやってボブの妹達の面倒を見ようっていうんだ?」なんてことを言われましたね。彼の妹達はまだ幼くて、母親は随分前に亡くなっていましたから。私の兄は、「ダメだ」の一点張りで、その話はもうするな、と言う感じでした。

でもその兄が収容所に送られることになったんです。姉と私達もグリーンウッドに移らなければならなくなって、もちろん皆は私も一緒に行くつもりでいました。それでボブに「グリーンウッドに行くことになったの」って言ったんですよ(笑)。そしたらボブはね、「まずお兄さんに先に行かせて、様子を見よう」って言うんですよ。でもね、それでも兄は、「ボブとは結婚するな。もし結婚したらお前は死んでしまうぞ。きっと自殺することになるんだ」と、こう言うんですよ(笑)。

まあ、とにかくその後私達もグリーンウッドに行く頃になって、「私は行かないから」と姉に言ったんです。「どうして?」と姉が聞くので、私は「ボブと結婚するからよ。」と答えたら、その時はもう誰も何も言えない雰囲気で、「わかった。あなたはここに残るのね。」と言ってくれたんですね。でも後で、「もしお兄さんが、あなたがボブと結婚するなんて知ったら、怒って勘当されるわよ」なんてことを言われましたね(笑)。

そんなことがあって、姉達は確かヘースティングス・パークに行くことになって、はっきりとはわかりませんが、へースティングス・パークに一度滞在した後、グリーンウッドに行ったんだと思います。それで家族の中で私一人だけが残りました。私とボブはバンクーバーへ行く特別許可を得て、結婚しました。ちょうどその日でしたね、私達が市役所に行くと、ラジオから東京爆撃のニュースが流れてきました。それは4月15日の出来事で、よく覚えていますよ。

日付: 2005年2月14日
場所: カナダ、トロント
Interviewer: ピーター・ワカヤマ
Contributed by: 世代-日系カナダ人レガシープロジェクト日系文化会館

family marriage

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