(英語)私にとって、砂糖精製所のすぐそばのプランテーションが生活の中心でした。毎朝(プランテーション)労働者たちが汽車に乗って(働きに)いくんです。彼らをよく観察してましたよ。私は毎朝父と同じくらいの時間に起きてました。4時ごろだったと思います。トイレに行くために、父を階段で待ってたんです。トイレは母屋から随分離れた屋外にありましたから。父を待っている間、労働者たちが弁当箱をブラブラさせながら、裏の未舗装の道を歩いていくのをよく見ていました。あなたのおじいさんみたいじゃないかしら、青いツナギを着てたので、配管工だったと思います。配管施設や砂糖工場で働いている人は、みな青いツナギを着てたので、もしかしたら砂糖工場で働いてたのかもしれませんけど。ともかく、毎朝彼が裏道を通ってくのを眺めていたんです。本当に優しい人で、父の良い友人でもあったんです。プランテーション労働者や大工は、皆白いツナギを着ていましたね。
そして女性。どうやっていたのかわからないけれど、3時に起きて夫のお弁当を作って、しかも二段重ね弁当。そして夫のために朝食の準備・・・味噌汁を作って、ご飯を炊くんです。だから女性たちは本当に早く起きなくてはいけなかったんですよね。そして何枚も服を着て。どうしたらあんなに速く服を着れるのか、私にはわからないですけど。だって服だけでもジャケット、腰帯、スカート、脚絆(すねあて)、レギンス(スパッツ)、手差しがあってどれも時間がかかるんですよ。それなのに、彼女たちはいつも5時半の汽車にはちゃんといるんです。暗いうちに起きなければいけなかったんですよ。
日付: 2004年2月19日
場所: 米国、ハワイ州
Interviewer: リサ・イタガキ、クリッシー・キム
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター