家宅捜査中は英語を話すようにとFBI捜査官に命じられた母(英語)

書き起こし文章は右記の言語でご覧になれます:

(英語)3人目の捜査官が家の中を捜索し、ものを倒していきました。キッチンを調べていた時、ガシャガシャと音がするのが聞こえました。食器を全てぶちまけ、食器棚の中を調べていたのです。写真の入った額縁を壁からはぎ取って裏側を切り開き、床に敷いていた敷物を巻き上げました。彼らが何を探していたのかは分かりませんが、家の中を徹底的に調べていました。私たちは困惑していたと思います。完全にあっけにとられて座っていました。「この人たちは私たちの家で何を探しているんだろう」と思いました。

彼らが帰ったのは数時間後でした。それまでに母は教会から戻っていました。母は正面玄関から家に入りましたが、鍵を忘れて呼び鈴を鳴らしました。家の中に入ると、「一体どうしたの?」と日本語で言いました。すると捜査官が、「日本語で話すな!英語で話せ!」と言いました。当時の母は当然モノリンガル(単一言語話者)でした。母は私たちと一緒に座るよう命じられましたが、「何?この人たちは誰?」、「何の用なの?」と言いました。母は日本語で話していたので、捜査官に黙れと言われました。「日本語で話すな。英語で話せ」と言うので、私たちは黙りました。とても長い時間、じっと静かに座っていました。

日付: 2018年8月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: シャーロン・ヤマト
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

FBI house search Pearl Harbor World War II

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