インタビュー
日系人だということは文化の融合である (スペイン語)
(スペイン語) このテーマについては今まで様々な視点を聞いてきました。私の個人的な見解をお話ししたいと思います。 日系人の中には自分たちの居場所がないと思っている人もいます、どちらの社会にも属していないと思っているようです。でも、私はそうは思いません。日系人であるということはむしろ有利であると思うのです。なぜ?日系ペルー人に関しては、他のラテンアメリカの国では良く分かりませんが、二つの要素があります。それは日本人の勤勉さ、まじめさ、それも家族や仲間からそうした長所が内在的に受け継いでいるのです。だから他の日系人に会うと安心感を感じるのです。信用があるので、何か頼めることもできますし、それにその約束を絶対に守ってくれると言う確信があります。 それでは、ペルー人の長所とは?それは型にはまらないというか、想像力を発揮して解決策を探すと言うか、横道を探すのが得意なのです。多分、律儀に行動していたらたどり着けない結論に、それも最短でたどり着くことができるんです。 だから日系人というのはその二つの要素を持っており、合流すると言うか、融合しているのです。地元の狡賢さ、それもプラスになる狡賢さを発揮できるのです。私はこれが日系人の姿だと思います。「日系人として何を感じるのでしょうか」と聞かれると、「とても心地よいですよ」と答えます。二つの文化を融合し、それもその長所がうまくとりいれているわけですから、それ以上に貢献できると思うのです。