ニッケイの視点

このシリーズは、ギル・アサカワさんの『ニッケイの視点:アジア系アメリカ人のブログ(Nikkei View: The Asian American Blog)』から抜粋してお送りしています。このブログは、ポップカルチャーやメディア、政治について日系アメリカ人の視点で発信しています。
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このシリーズのストーリー

ベニハナ創業者の息子ケビン・アオキが父の殿堂入りの功績について語る
2025年1月26日 • ギル・アサカワ
2023年にロッキーこと青木宏明がアジアの殿堂入りを果たしたことで、彼はAANHPIの歴史に名を残す巨人としての名声を博したが、その伝説は彼の長く華やかなキャリアを通じて築き上げられたものだった。ロッキー青木は多くの面で伝説的な存在だった。 彼が有名になった最大の理由は、1964年にマンハッタンのミッドタウンに1店舗だけオープンしたレストランチェーン「ベニハナ」の創業者だったことだ。だが、レストラン経営者になる以前、彼はすでに日本でレスリングのチャンピオンであり、大学進学…

『ロスト・イン・トランスレーション』 20年後の解釈
2023年11月30日 • ギル・アサカワ
わかります。わかります。行ったことのない場所、文化や言語が外国である場所への旅行は、大変なことです。私は、日本に行くのをためらったり、日本に行って、妙に馴染みがありそうで馴染みのない光景、音、味、文化に適応するのに苦労したりしたアメリカ人(日系アメリカ人も含む)をたくさん知っています。それは混乱を招くこともあります。 これは20年前に公開された映画『 ロスト・イン・トランスレーション』の冒頭のあらすじです。この映画はソフィア・コッポラが脚本と監督を務め、批評家からも興行的に…

日本食の「本物」について
2023年5月7日 • ギル・アサカワ
驚くことではないかもしれませんが、私は食べ物、特に日本食の「本物」にこだわりを持っています。私は日本で生まれ、生涯ずっと日本食が大好きでした。アメリカにおける日本食の歴史について『 食べましょう!食べましょう!』という本も書きました。私は食通で、自分の食事の多くを#foodpornで撮影しています。あらゆる料理が好きで、新しい料理を探しています。そして、自分の好きな料理が伝統文化を正確に、敬意を持って反映していることを確認するようにしています。だからといって、「フュージョン…

休日にまた一緒に食事をする
2023年1月3日 • ギル・アサカワ
COVID-19が世界に到来し、私たちの生活を変えてから、長く、時には孤独な3年が経ちました。私たちの多くにとって、このホリデーシーズンは、パンデミックによる閉鎖以来初めて、再び家族を訪ねて旅行し、一緒に食事をするシーズンになるかもしれません。(もちろん、歴史的な大寒波がクリスマスの週末に全国的な旅行を混乱させることになるとは思っていませんでした…。)運が良ければ、私たちは両親や祖父母からそれほど遠くないところに住んでいるので、日曜日の夕食に車で出かけたり、テイクアウトを買…

ポップカルチャーを通してアジア系アメリカ人について学ぶ
2022年10月28日 • ギル・アサカワ
ポップカルチャーは、良くも悪くも、その時代の問題や価値観を映し出す鏡となり得る。例えば、ハリウッドは当初アジア人を受け入れ、映画初期の大スターの2人は、ロサンゼルス生まれの中国系アメリカ人、アンナ・メイ・ウォンと日本生まれの早川雪洲だった。 アンナ・メイ・ウォンは現在、25セント硬貨の表紙を飾っています。早川雪洲はおそらく『戦場にかける橋』で今日最もよく知られています。 しかし、20世紀が進むにつれて、ハリウッドは、目をテープで留め、顔に「イエローフェイス」のメイクを施した…

スーパーでステレオタイプのスナックのパッケージを見てがっかりしました
2022年5月25日 • ギル・アサカワ
人種的ステレオタイプはかつて、アメリカの消費者の風景の一部でした。どこを向いても、テレビや出版物のコマーシャルや広告、あるいは店頭のパッケージには、有色人種の遊び心のある風刺画やひどく誇張されたイメージがありました。しかし、少なくとも、ジョージ・フロイドや、それ以前とそれ以降の多くの黒人男性と女性の殺害をきっかけに近年続いている反人種差別抗議運動は、主流派のアメリカ人と、彼らに奉仕するメディアや機関を目覚めさせ、人種的イメージはもはや受け入れられないことをはっきりと知らせま…
ポップカルチャーや政治についてアジア系・日系アメリカ人の視点でブログ(www.nikkeiview.com)を書いている。また、パートナーと共に www.visualizAsian.com を立ち上げ、著名なアジア系・太平洋諸島系アメリカ人へのライブインタビューを行っている。著書には『Being Japanese American』(2004年ストーンブリッジプレス)があり、JACL理事としてパシフィック・シチズン紙の編集委員長を7年間務めた。
(2009年11月 更新)
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