イスラム教系コミュニティとの橋渡し

昨年末、エリンと私はニューヨークを訪れ、ジョージ・タケイ主演のブロードウェイミュージカル、『アリージェンス』を見る機会に恵まれた。第二次世界大戦中の日系アメリカ人の強制収容を描いた物語で、日系人が当時から何世代にも渡って経験してきた精神的苦痛が、鮮明かつパワフルに再現されている。私は、全米退職者協会(AARP)のアジア系・太平洋諸島系アメリカ人コミュニティに向けてミュージカルの感想を書き、ジョージ・タケイ等にインタビューを行った(英語のみ)。
パリの事件は、ミュージカルの2日後、私たちがまだニューヨークに居た時に起きた。その翌日にはロウアー・マンハッタンの9.11記念博物館を訪れることにしていた。『アリージェンス』が7…