(英語)1987年、私たちは長崎に行き、数週間鬼太鼓座(おんでこざ)の元に滞在して一緒に演奏したり合同で公演をしたんです。日本で鬼太鼓座と肩を並べて演奏すると、「なんだか自分たちが別人みたい」とか、「私たちの声が全然違うようだ」と思ったんですけどね。そして日本の観客から感想を聞いたときに、私たちが英語を話しているのを聞くと、「あら、日本語を話さないんですね」とか、「その太鼓はどういう種類のものですか?」などと話しかけてきたんです。私たちはワイン樽から手作りした太鼓を絶対に日本へ持って行きたいと、言っていて、「私たちはこういうやり方で太鼓をやってるんですよ。日本の太鼓はこんな風にアメリカの太鼓に影響を与えたんです」と、日本の人たちに伝えたかったし、それは我々にとってすごく重要なことだったんです。それに対して日本の観客からは、「そうですね。これは太鼓ですね。でもずいぶん違うんですね。演奏されている音楽も違いますけど、でもこれはまさに太鼓ですね」と、とても好意的な反応が返ってきたんです。
日付: 2005年1月26日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アート・ハンセン、ソージン・キム
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター