ここにいたほうが、ここにいたら太鼓ができる。あと、日本で生活するよりはこっちになんか夢が。何かね日本じゃできない、ここにいたら何かやれるんじゃないかという、そういうものを感じて。でも、XXXX一言で言ったら、アメリカンドリームって言うのかもしれないのだけど、それだけじゃなくて、なんていうのかな。自分の力でやればやっただけ、アメリカの場合は自分の物に返ってくるっていう、そういう印象があったし、だから頑張る気持ちにもなったし。
で今ね、思えばそのこの歳までね、日本にいたら太鼓なんて多分やってないです。もうとっくに辞めてね。周り、日本の場合は周りの親だとか兄弟だとか、『まだお前太鼓ひっぱたいて喜んでるんのか』ってそういうふうな、あのことを言う人がたくさんいるから、もうとっくにやってないですけどね。ここではここでやっぱりやってれば、やってるだけの意味も出てくるし、またあの私が教えることで、いろんな人が、関係している人がねすごく喜んでくれるという、それはすごい大きなことですからね。だから、今にね至っているんですけどね。
日付: 2005年4月1日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アン・カネコ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター