(英語) 去年(2004年)12月にイギリスへ行き、当時は私たちのグループに居たけれど、1996年から97年まで練習生だった人を訪ねたんです。彼はジョナサン・カービィと言って、サンノゼ太鼓での経験に魅了され、イギリスへ戻った後も太鼓のグループを始めずにはいられなかったんですね。日本人でも日系でもない彼は、自分が文化的背景を基盤とした太鼓は始められないと思っていたし、グループのメンバーもまた日本人でもアジア人でもなかったんです。でも彼は、「僕らは(太鼓の軸となっている)信念を基に活動している」と言っていました。そして彼は、サンノゼ太鼓の信念を、彼ら自身が太鼓を叩く上での基盤として取り入れたんです。私たちは自分が育てられた文化を通した体験によって強くなれたと感じていて、彼もまた太鼓演奏が、彼自身のイギリス人としてのルーツを学ぶとても良い方法だと感じたんです。そしてそれに彼自身の創造性を織り交ぜ、イギリスの影響が濃い作曲に繋がったんです。また、太鼓グループとしてどの様に活動し、集団を引っ張っていけるか、という意味でも彼は太鼓の基となる信念や哲学を駆使しているんですね。まさにグローバル太鼓コミュニティの一端を担っているんです。
日付: 2005年1月26日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アート・ハンセン、ソージン・キム
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター