ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/549/

日系アメリカ人の庭師ダンス(英語)

(英語) ノブコ(・ミヤモト)と僕ら何人かで、「東京のキングレコードから(音楽を)借りるのは止めて、自分たちで曲を作ってみよう」ということになったんです。それで僕らは初めは日本語と英語を織り交ぜて、最終的には英語のみで曲を書き始めました。今は、それを録音してレコードで流すのではなくて、生のオーケストラを呼ぼうとしている段階です。 そのうちの1つは、「Gardener’s Dance(庭師のダンス)」という曲でこの地で生まれ育ってないと何のことか分からないと思うんです。日本から来た人たちは「これは何なの?」って言うんですけど、彼らはカリフォルニアの日本人庭師のことを知らないんですよね。この曲は庭師が基になってるんですが、批判的な人もいたんです。何人かの庭師は僕らが彼らのことを馬鹿にしてる、と捉えたようですね。でも曲を聴いたほとんどの人たちはとても気に入ってくれたようです。感謝されてうれしかったですね。でも反対意見があったのは、僕らが和製英語を使ったからなんです。


農業 芸術 ダンス ドラム 庭師 ガーデニング 緊那羅太鼓 音楽 太鼓

日付: 2004年12月3日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: アート・ハンセン、ソージン・キム

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

マサオ・コダニ開教使は浄土真宗の三世の僧侶で、アメリカで2番目に結成された初の日系アメリカ人仏教徒による太鼓グループ、緊那羅(きんなら)太鼓の共同創設者です。

コダニ開教使はカリフォルニア州グレンデールで生まれ、第2次世界大戦中はポストンの強制収容所に家族とともに収容されました。戦後、彼の家族はロサンゼルスへ戻り、ワッツと呼ばれるアフリカ系アメリカ人の多い地域へ住みました。彼の家族は仏教徒でしたが、彼の両親は子供たちが社会に簡単に馴染めるようにと東ロサンゼルスのエバグリーン・バプティスト教会へ通わせました。 コダニ氏はセンテニアル高校を卒業後、カリフォルニア大学サンタバーバラ校へ進学し、東アジア研究の学位を取得しました。在学中、西本願寺のアート・タケモト開教使と親密になり、彼の影響を受け、仏教を勉強するために日本の龍谷大学へ留学をしました。日本で学業を終えた後、アメリカへ戻り、サウスセントラルロサンゼルスの洗心仏教寺に配属されました。 1969年、さまざまな経験を通して、法楽、すなわち仏陀・達磨を楽しむことを目的に、日系アメリカ人仏教徒による組太鼓グループ緊那羅太鼓をお寺のメンバーとともに結成しました。彼らの曲『阿修羅』はアメリカの太鼓レパートリーの中で最もよく使われる練習曲のひとつです。(2004年12月3日)

キシ・バシ

日本人でもありアメリカ人でもある(英語)

音楽家、作曲家、ソングライター(1975年生) 

ミシェル・ヤマシロ

ペルー系沖縄人としての両親のアイデンティティ(英語)

ペルー出身の両親を持つ沖縄系アメリカ人