インタビュー
年代による収容所に対する印象の違い(英語)
(英語)年代によって収容所の印象は大きく違います。私のように当時高校生未満だった者には(収容所に)いい思い出があります。(収容所時代の同窓生たちとの)同窓会を見ればそれがよくわかります、1945年卒の同窓会が一番盛大で、今だに同窓会が開かれています。つまりこの代の人たちにはいい思い出がるので、みんなで集りたいという気持ちになるのでしょう。私の代にあたる1946年卒の同窓会になると、若干集まる人数が少なくなり、そして私の弟の代にあたる1947年卒はほとんど同窓会をやりません。恐らく(収容所にいた頃の彼らは)まだ小さ過ぎたからでしょう。 いずれにしても子供達は一緒に遊ぶ仲間が沢山いた、というのは事実です。私も常に遊んでいました。
でも高校生が分かれ目で、高校生以上の人たちになると事情は違います。収容所(に入れられたこと)のせいで仕事や勉学が中断されてしまい、苦しみと損害をうけたのは間違いないでしょう。学生は収容所に残っても本人達のためにはならないので、収容所を出てまたどこかの学校を探さなくてはなりませんでした。私の両親のように仕事をもっていた人達は仕事を失い、大変な苦労を強いられました。所有していたものを全て失い、小さな家に住み、自分達のキッチンやバスルームさえなかったのですから、さぞ大変だっただろうと思います。しかし冒頭でも申し上げたとおり、私はまだ子供だったので、あまりこうした苦労を感じたことはありませんでした。
日付: 2004年2月10日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: グウェン・ジェンセン
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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