インタビュー
日系人としてハワイで育つ(英語)
(英語)きっとハワイという地が地理的にも文化的にも隔離されて、人口の三分の二がアジア人なのもあり、居心地悪く感じたことは一度もありません。実際、ハワイは少数派グループが白人より優れていると感じる唯一の場所だと思います。経済的には一人あたりの平均で言うと白人は比較的より裕福でしょうが、差別などはハワイには一切ありません。なので、いつもアメリカ本土からの日系アメリカ人と会うと、彼らはまだ少数派だと言う自覚から控えめに振る舞っているように見受けられ、一方でハワイの日系人は向こう見ずな堂々とした態度で少し偉そうな印象があるような気がします。アジア人が大多数を占めている環境で育つとそういう態度になるのでしょう。他にそのような場所はないと思います。
本土の人で私達はただ色覚異常なだけだと言うひとがいます。どんな肌の色や人種だろうが関係なく、私達はひとを平等にみています。まだ本来あるべきであるところには達していません。私達は全ての肌の色を受け入れ、尊重するべきです。ハワイでは、私達はお互いの民族をからかってジョークを言います。たくさん冗談を言って、みな笑い飛ばします。自分の民族を笑えるようになって初めて、本当にお互いを解り合えるようになるのだと思います。ひとはみな、ことを個人的に捉え過ぎです。色覚異常ではなく、様々な肌の色を尊重できるようになるべきです。それがハワイの特徴だと思います。
日付: 2018年4月25日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: ジョン・エサキ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター