ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/1547/

ブラジル出身であることを明確に

実際に今日本の企業ともう、仕事させていただいたり、そんな全くブラジルと関連のない環境の中で仕事していくと、もしかするとその環境の中で自分だけ理解してないことがあるかもしれない。そんなことがあったらまずいなと思ったりすることがあるので、なるべく初対面の時には、特に、ブラジルと関連のないところでは、もう、先にもう(ブラジル出身であることを)話するようにはしてますけれどもね。

うん…そういうところで、うん、まあ、うん、ま、なんでしょう、こう、自分がブラジル人だからとか、日系人だからとかっていうことを意識するということよりも、逆になんか相手に対してぼくがなんか失礼なことしてしまったらマズイし、そこが、まあ、ブラジル出身だっていうだけでも理解してもらえれば、うーん、ちょっと大目に見てもらえるかもしれないということもあって、一応ちょっと話はするようにはしているんですね。


ブラジル人 アイデンティティ 在日日系人

日付: 2016年10月18日

場所: 日本、群馬県

インタビュアー: 小嶋 茂

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

1979年1月、サンパウロに生まれる。熊本出身の祖父母を持つ三世で、日系人の多いリベルダージ近くモンチ・ケメル地域で育つ。1989年、デカセギとして来ていた父に呼び寄せられ日本へ移住。以来、群馬県大泉町で暮らす。移住当初は、言葉の壁に悩んでいたが、日本語を学ぶにつれ友達も増え、今では日本語を活かしながらグラフィックデザイナーとしてブラジル人コミュニティをサポートしている。2009年に独立し、デザイン事務所経営。大泉町を紹介するフリーペーパーを発行。大泉町をブラジルタウンにする夢をもち尽力中。(2017年8月)

二宮 正人

日系人とは?

サンパウロ大学法学部博士教授、弁護士、翻訳家(1948年生)