ぼくが日本に来て間もない頃、日本語があまり分からないときは、まあ、差別的なことは受けてたと思いますね。まあ、ただそれはぼくが外国人だから、ブラジル人だからっていうことなのかどうかは、ちょっとぼくも分からないところがあって、よく、やっぱり周りの子達に「もうブラジルに帰れ」とか言われたこともあれば、学校に行ったら物がなんか無くなってたりとか、なかなか周りの子達となじめない時期はありましたけれども。ただそれは日本のことをちゃんとやっぱり理解できていなかった自分にも問題はあったなと思ってて、そこをちゃんと分かっていたら、きっとその方向には行かなかったんだろうなとは思っているところもあるんですよね。
なので、それがどこまでやっぱりその差別的なこととして、やっぱりそれは、取れるものかどうかというのが、自分の中でも分からないところがあって、言葉を理解していくに連れて、友達も増えていけば、やっぱり、ぼくのことを嫌がっていた人たちも仲良くしてくれたので、まあその点では、ま、コミュニケーション不足っていうところで起きちゃった問題だったかもしれないなとは思っていますけれどもね。なので、日本語を習得することでその後…何でしょう、差別的なことを感じたことはないかもしれないですね。
日付: 2016年10月18日
場所: 日本、群馬県
Interviewer: 小嶋 茂
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター