地元新聞紙による日系人への誤った解釈に対しての十代の頃の記憶(英語)
(英語) 確か1937年頃だったと思いますが、僕らは住んでいた近隣エリアごとに、今でいうギャンググループを結成していたんですね。当時僕らはまだ10代前半で、メンバーは10歳から13歳位でした。そしてそれぞれの地区ごとに、ギャングは自分達の小さい縄張りを持っていたんです。電力会社の裏には空き地があって、地滑りで傾斜した土地がそのままになっていたんですね。そしてたくさんのギャンググループから15人から30人くらいのメンバーがその場所に集まって来て、パチンコ玉を飛ばすゲームで一戦を交えていたんです。そしたらある日、シアトルPI誌の記者がやって来て僕らの写真を撮って行ったんですね。僕らは、「すごいぞ。俺たちのことが新聞に載るんだ。」なんて思っていたら結局、新聞の見出しには、『日本は小さい子供たちを訓練し、未来の兵士に仕立て上げようとしている。』というようなことが書いてあったんです。そういう記事を書かれれば、実際に起こっているがどう(世の中から)解釈されているか分かってきますね。
日付: 1997年7月25日
場所: 米国、ワシントン州
インタビュアー: ラリー・ハシマ、スティーブン・フギタ