(英語) 1979年だったと思いますが、僕らはパウエル祭(バンクーバーで年に1度開催される日系カナダ人の祭り)に招かれたんですね。それがパウエル祭最初の開催だったかどうか、定かではありませんけど、もしかしたらそうだったかもしれません。とにかく僕らは祭りに呼ばれて行ったんですね。(太鼓奏者の)リック・シオミは当時バンクーバーに住んでいました。もちろん、今ではたくさんの太鼓奏者がバンクーバーにも居る訳ですが、当時は僕らが演奏に呼ばれたんですね。それは地域のお祭りのようなものだったのですが、地元のほとんどの人たちは、それまで太鼓演奏を見たことがありませんでした。だからそれは僕らにとっても、素晴らしい体験になった訳です。いろんな人たちに会うことができたし、彼らとしても、僕らサンノゼ太鼓がどんなことをしているのか知ることができてとても喜んでいましたね。
そしてその後、彼らは語り太鼓 (Katari Taiko) というグループを立ち上げることになったんです。彼らの意気込みは素晴らしかったですよ。週末の短い時間の中で出会い、僕らのグループの太鼓を楽しんでくれた人たちが、バンクーバーという異なった土地で、彼ら自身も音楽家として独自のグループを立ち上げたんです。この出来事はとても素晴らしい経験になりました。
日付: 2005年1月26日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アート・ハンセン、ソージン・キム
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター