(英語)時々、雪が堆積しているところを目にしました。その下には、死体がありました。そうです、強制収容所はそういうところなんですね。(咳払い)ある男の話ですが、彼は何か物音を聞いたと言いました。彼らのグループは谷の方に連れて行かれ、全員銃で撃たれたそうです。彼も倒れましたが、疲弊していたので、そのままじっとしていました。 その後、ドイツの軍人達は、我々が迫って来ていたのでその場を去りました。彼は生きていました。雪に覆われていましたが、雪の下は温かく、夜を越すことができました。次の日の朝、彼は物音で目を覚まし、トラックを見つけました。我々の部隊の兵士でした。トラックは丘の上に止まっていて、兵士が自分の方に向かって来るのを見たそうです。彼は、自分の方に向かう兵士を見て、また撃たれると思いました。 すると兵士は、ポケットに手を入れ、お菓子を取り出して彼に渡したそうです。彼は、兵士にお菓子を貰ったのは初めてだと言いました。そしてそれが、第442連隊戦闘団下にあった、第522野戦砲兵大隊でした。
日付: 2013年2月12日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: ダンカン・ウィリアムス
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター,ニットータイヤ「Life History Project」の協力。南カリフォルニア大学「Hapa Japan Database Project」による提供。