宮城県出身のミチエ・アカマ氏は、夫ジュウジと共に1930年に渡伯しました。海洋学者であった夫のブラジル海底動物相研究のためでした。渡航後まもなく、アカマ氏はブラジルにおける日系女性教育の第一人者として活躍するようになりました。当時は、農園で働き続ける家庭において、適齢期の娘を女学校へ通わせ、洋裁教育を与えることが最もよいと考えられている時代であり、アカマ氏は1993年に初の日本人・日系人を対象にした女学校を設立しました。ここでは日本・ブラジル両国をカバーするトピックを取り上げ、日本の倫理をベースにしながら、若い女性が新しい視点を持って社会で活躍できることを目指しました。(2007年6月22日)