日本舞踊を通して感じる日本人・アメリカ人の両アイデンティティ(英語)
(英語) ああ、簪(かんざし)ね。この演目を踊ったとき、お箸を髪に挿して踊ったんです。するとある女性が深く感銘し、私にこの簪を下さったんです。全部で12本あります。【簪を髪に挿しながら】12本を(こうして)自分の髪に挿すんです。その女性は「美術館に寄贈しようと思っていたのですが、あなたに差し上げたいと思って」と言いましてね。(後で)本を見たら、頂いた簪は大変貴重なものだとわかりました。
踊りの中では、私は日本人だと言うことができます。【片面に日の丸が描かれた扇子を見せ】この様に踊ることができて【そして扇子をひっくり返し】でも同時に私はアメリカ人なの【ともう片面に描かれた星条旗を見せる】。このように、お扇子は自分達が何であるかを表現することができるのです。【扇子を両方に反しながら】私たちは日本人、でも同時にアメリカ人なの。それから日本舞踊では、【別の扇子を広げ動かしながら】お扇子は雨になったり、波になったり、あるいは・・・【扇子をつかって弓を引く動作をしながら】これは何でしょう・・・「バーン」(弓になったりします)。あるいは刀になり、これで戦うことができます。このようにお扇子は物語を語ります。日本舞踊においてとても大事なものなのです。
日付: 2004年11月30日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: ナンシー・アラキ、ジョン・エサキ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター
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