ある四世の考察

ビッキー・K・ムラカミ=ツダさんは、全米日系人博物館のデジタルプログラムマネージャーです。南カリフォルニア出身の“自称”四世で、親戚の多い家族の元に生まれました。ムラカミ=ツダさんは、全米日系人博物館(特にディスカバー・ニッケイ)の仕事を愛し、おいしものを食べ、ドジャースを応援し、家族と共に過ごし、携帯のパズルゲーム、読書も大好きです。また、今より時間もエネルギーもあった頃はアーティストとして活動し、作品作りを通して日系アメリカ人の文化や歴史を探求しました。このシリーズには、ムラカミ=ツダさんの人生や身の回りの世界への考察が掲載されています。
このシリーズのストーリー

ディスカバー・ニッケイ10周年を迎えて
2016年3月31日 • ビッキー・K・ムラカミ=ツダ
ディスカバー・ニッケイは、昨年3月に公開10周年を迎えました。アニバーサリーを記念して、当プロジェクト・マネージャーの西村陽子さんから記事の執筆を依頼されましたが、何を書こうかと悩むうちに1年以上が過ぎてしまいました。10周年のお祝いの1年がもうすぐ終わります。もうこれ以上、後回しにはできません。 当初はディスカバー・ニッケイ・プロジェクトの歩みや成果に真っすぐ踏み混んだ記事を書く予定でしたが、うまくいきませんでした。我が子のように感じているプロジェクトについて何を書くべ…

上院議員を偲んで
2012年12月24日 • ビッキー・K・ムラカミ=ツダ
これまでにも、そしてこれからも、日系アメリカ人の上院議員はいるでしょうが、私にとって彼は常に「上院議員」です。私は全米日系人博物館で 17 年以上働いています。スタッフの間では、愛情を込めて「上院議員」と言えば、ダニエル・K・イノウエ上院議員のことだと認識しています。私は、上院議員が国葬に臨んだときの米国議会議事堂ロタンダでの式典のビデオを見ました。国葬は、1800年代以降、主に大統領にのみ与えられる栄誉で、これまでに31人しか授与されていません。私はワシントン国立大聖堂で…

私のおもとばあちゃん
2012年5月13日 • ビッキー・K・ムラカミ=ツダ
私の母方の祖母の誕生日は5月11日だったので、亡くなってから15年近く経ちますが、今でも毎年母の日には彼女のことを思い出します。私のオモトばあちゃんは、1908年に南カリフォルニアで生まれました。彼女は9人兄弟の長女でしたが、後に曽祖母には実際には11人の子供がいたことを知りました。10番目の子供は死産で、曽祖母の母親と最後の幼児は出産時に亡くなりました。彼女は私の祖父と結婚し、第二次世界大戦前に6人の子供をもうけ、EO9066は彼らを強制収容所に送りました。最後の2人の子…

象の記憶について
2011年2月7日 • ビッキー・K・ムラカミ=ツダ
休暇中、私は姪っ子に、現在全米日系人博物館で開催中の展示会「アメリカのタペストリー:コレクションからの25の物語」について話していました。展示品の中で私が気に入ったのは、1939 年製のシルバートーン アメリカン短波ラジオと、ラムスキンのシート カバーが付いたネイビー ブルーのシュウィン自転車です。どちらも、心温まる友情の物語が詰まっています。どちらも第二次世界大戦前に日系アメリカ人の家族が所有し、友人に託されましたが、戦後、返還されることはありませんでした。ラジオの場合、…

リアルライフサウンドトラック
2010年6月23日 • ビッキー・K・ムラカミ=ツダ
サウンドトラックがあれば、人生はもっと面白くなるだろうと、私はいつも思ってきました。音楽は、映画、テレビ番組、演劇の雰囲気や調子を整えるのに大いに役立ちます。また、何か悪いことが起こりそうなときに備えることができます。ミュージカルのように大声で歌い出すべきだと言っているのではありませんが、人生の最愛の人に出会ったときに甘くロマンチックな歌がコーラスで盛り上がったら、どんなにクールで役立つか想像してみてください。あるいは、負け犬に近づかないように警告してくれる歌があったら。で…

オリンピックについて
2010年3月4日 • ビッキー・K・ムラカミ=ツダ
バンクーバーオリンピックが終わりました。2年ごとに、各国を代表して競い合うアスリートたちが世界中の注目と心をとらえます。 私はオリンピックを見るのが大好きです。オリンピックは、表彰台に誰が立つか、メダルの数だけが重要なのではありません。オリンピックの精神、つまりファンファーレ、選手たちの個人的な物語、そしてさまざまな国や文化について学ぶ機会が重要なのです。 私は皮肉屋で嫌味なところがあることが多いのですが、心の底では楽観主義者で完璧主義者です。楽しませたり楽しませた…
全米日系人博物館コミュニケーションプロダクションマネージャーを務めるムラカミ゠ツダさんは、ディスカバー・ニッケイの仕事をすることが大好きだと言います。新鮮で興味深いたくさんの話に触れる機会があり、同じ関心事を共有する世界中の人々とつながることができるからです。
南カリフォルニアの大家族の出身のムラカミ=ツダさんは、“自称”四世。かつて(自由な時間やエネルギーがもっとあった頃)は、アーティストとして日系アメリカ人の文化や歴史を探求する作品を制作していました。仕事以外の時間は、食べること、大好きなドジャースの応援、ボウリング、読書、携帯電話のゲーム(「ワードル」ファンの人はいますか?)、映画やドラマの一気見を楽しんでいます。
(2022年5月 更新)
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