
サンパウロ州ベベドウロ出身。サンパウロ総合大学看護学部卒業。2010年引退までロンドリーナ州立大学教授。同大学の高齢者向けのラジオ番組「Tecer Idades」のプロダクションの一人。コミュニティの高齢者化プロジェクトのボランティアとして活動。寝たきり高齢者と介護者のためのロンドリーナにあるサポートハウスの取締役会に参加。日本文化を継承する目的で成立された「グルッポ・ヒカリ・デ・ロンドリーナ」のメンバー。このグループのウェブサイトの製作、編集を担当。
(2018年6月 更新)
この執筆者によるストーリー

パラナの「グルッポ・ヒカリ・デ・ロンドリーナ」の伝統行事『餅つき』
2018年6月25日 • アルバ・シオコ・ヒノ , ニルザ・マキコ・イワクラ・オカノ , キヨミ・ナカニシ・ヤマダ
もち米で作った団子「餅」は、ブラジルの日本移民や日系人の多い地域のスーパーや朝市、日本食品店で簡単に手に入ります。 店頭に並ぶ餅を見る人の多くは、日本文化における餅の由来や意味など知らないと思います。 餅を作るのはとても手間がかかる作業ですが、昔からブラジルの日系コミュニティでは結婚式やお正月のお祝いに欠かせないものでした。 一晩水に浸したもち米を蒸して、それを臼に入れて男性たちが槌で搗いて餅を作ります。美味しい餅を作るには5人の男の力が必要だったと言われています。 …

ブラジルにおける日本料理の影響 – 昨日、今日、そして明日
2017年6月26日 • アルバ・シオコ・ヒノ , ニルザ・マキコ・イワクラ・オカノ , キヨミ・ナカニシ・ヤマダ
前世紀、裕福になって日本に戻るという夢を抱いてブラジルにコーヒー農園で働きに来た日本移民たちは、困難に直面し、その夢を実現するのは無理だと悟り、ブラジルにコーヒー農園を作り始めました。ブラジル人(ガイジン)との統合の過程。彼らは少しずつ、ここの人々の習慣、料理、宗教的信念、ライフスタイルに適応していきました。しかし、家庭生活においては、特に若い世代が日本の価値観、習慣、言語、料理を継承することに関心を持っている高齢者と暮らす場合には、彼らは文化を守り続けた。移民がもたらした…

ロンドリーナの「グルッポ・ヒカリ」 ~メンバーが日常で使う日本語~
2016年9月19日 • アルバ・シオコ・ヒノ , ニルザ・マキコ・イワクラ・オカノ , キヨミ・ナカニシ・ヤマダ
私たちは第二次世界大戦前の日本からの移民の子孫である。子供、若者、大人、高齢者にかかわらず、みんな移住者の子であり、孫であり、曾孫、玄孫である。 日本を後にした私たちの祖先は西洋の文化を吸収しつつ、日本文化を私たちに伝えてくれた。特に、若い世代と高齢者の交流は、日本の価値観や風習、料理、言葉などを継承するのに役立っている。 ブラジルで最も日系人の多い地域はサンパウロ州で、二番目はパラナ州北部である。パラナ州の中でも、ロンドリーナという町は日系人の多さがきわだっている。 …

我々の人生: 現在と過去そして未来
2015年9月22日 • キヨミ・ナカニシ・ヤマダ
人生劇場で私たちはいろいろな物語の主人公になりますが、多くの場合、無名の役者のままで人生を終えます。 母方の祖父母は大阪出身、父方の祖父母は東京出身。コーヒー園で働くためにブラジルへ移住する1930年代まで故郷で暮らしていました。 母親のシズヨは現在89歳で、一族の中で、唯一存命です。70歳を迎えた時、移民として経験した厳しい生活の記憶を子孫に残したいと語りました。それを、娘の私がポルトガル語に翻訳しました。 《学問と仕事に励み、日本人であり、この物語の主人公でもある…
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