ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/1335/

それぞれの文化と自分自身を重ねる娘たち(英語)

(英語)12歳の娘は、バト・ミツワー(ユダヤ教の女子が12歳で成人となること)のお祝いをしたがっていて、彼女は自分をユダヤ人の女の子だと思っています。14歳の娘は、自分を日系人だと思っています。二人は間逆で全く違うのです。日系のアイデンティティを持つ娘の方は、自分をユダヤ系とは思っていなくて、確かに純粋な日本人に見えます。2人は外見も全く違います。自分がユダヤ人だと言う娘は、確かにユダヤ人に見えます。世代が進むにつれ、予想のつかないことが起こるものですね。 彼女たちは、それぞれ自分の文化と一体感を持ちたいと望んでいるので、私はどうすれば彼女たちをサポートできるか考えています。例え、バト・ミツワーのお祝いや、完全な仏教徒になることは無理でも、私は彼女たちと話をし、一緒にアイデンティティの探求することはできます。また、娘たちには、したいことは何でもサポートするよ、と伝えています。後は、娘たちを見守るのみですね。


ハパ 日本人 多人種からなる人々

日付: 2013年4月4日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: パトリシア・ワキダ

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

フランチェスカ・ビラーさんは、ユダヤ系の父と日系アメリカ人の母の元、ハワイで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。

ビラーさんは、調査報道ジャーナリスト、政治風刺家、作家、時事解説者として受賞歴を持ち、雑誌や本、ラジオ、テレビで活躍しています。日系とユダヤ系のバックグラウンドを持つビラーさんは、自身の興味深い背景について、内省とユーモアを込めて執筆しています。彼女の作品は、『ハフィントンポスト』、『CNN』、『ロサンゼルス・タイムス』、『ジューイッシュ・ジャーナル・オブ・ロサンゼルス』など、多くの媒体で発表されています。ビラーさんは、エドワード・R・ミュロー賞、2度のゴールデンマイク賞、優秀報道者としてプロフェッショナルジャーナリスト賞を4回受賞しています。

現在、ビラーさんは3冊の本を執筆しています。1冊目は、ハワイで結成された第442連隊戦闘団について、2冊目は、1970年代ロサンゼルスに育ったビラーさんの日系ユダヤ人としての体験をユーモラスに綴ったエッセイ集、3冊目は、ハワイ、日本、そしてユダヤ系の食べ物が、いかに家族の健康と幸せを支えているかを綴ったライフスタイルブックです。また、現在ビラーさんは全米各地のラジオ局を回り、彼女らしいユーモアあふれる切り口で、政治、ポップカルチャー、家族について語っています。(2013年8月)

キシ・バシ

日本人でもありアメリカ人でもある(英語)

音楽家、作曲家、ソングライター(1975年生)