慰霊の力
このシリーズでは、「慰霊:第二次世界大戦中の日系人強制収容の全米記念碑」プロジェクトの一環として、全米75か所におよぶ強制収容所に収容された12万人を超える日系人の名前を記録した3部からなる記念碑の一つである聖典「慰霊帳」を取り上げます。またこのシリーズでは、強制収容に直接繋がりのある方々へのインタビューを通して彼らに敬意を表すとともに、このプロジェクトが彼らの人生に与えた影響について考察していきます。
このシリーズのストーリー
先祖を敬う方法を掘り起こす - 小田京子さんと伊礼長さん
2023年1月27日 • シャーロン・ヤマト
時には、京子・オダさんのような物静かな女性が、その魅力を使って、投獄された125,284人の日系アメリカ人の生活が忘れ去られないようにする必要がある。彼女は、外見は穏やかだが内面では、大量収容によって永遠に変わってしまった生活に注目を集めるためにさまざまな立場で働いている。それは、彼女の父親の『トゥーリー湖抑留日記』の出版、ツナ・キャニオン拘置所連合やサンフェルナンド・バレー日系アメリカ人コミュニティセンターのためにたゆまぬ努力、第二次世界大戦キャンプ・ウォールなどの進行中…
慰霊帳、金継ぎ、そしてカルマの転換:プロジェクト創設者ダンカン隆賢ウィリアムズ氏との対談
2022年11月27日 • シャーロン・ヤマト
第二次世界大戦中に75か所におよぶ強制収容所に収容された12万5284名の日系人の名前を記録した一冊の聖典「慰霊帳」は、素晴らしい制作チームによる独創的な着想と入念なリサーチによって創りあげられました。南カリフォルニア大学の伊藤真聰日本宗教・文化研究センター所長のダンカン隆賢ウイリアムズと、カヤ・プレス出版社のスンヨン・リーの主導のもとまとめられたこの聖典は、日本という国の根底をなす精神的な要素を備えた、生ける記念碑ともいえます。 強制収容所における仏教について取り上げた…