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羅府新報

(らふしんぽう)

@rafushimpo

『羅府新報』は日系アメリカ人コミュニティ最大手の新聞です。1903年の創刊以来、本紙はロサンゼルスおよびその他の地域の日系に関わるニュースを日英両言語で分析し、報道してきました。『羅府新報』の購読、配達申し込み、オンラインニュースの登録についてはウェブサイトをご覧ください。

(2015年9月 更新)


この執筆者によるストーリー

慈善家高橋智恵氏、100歳で死去

2016年6月16日 • 羅府新報

高橋貿易株式会社の共同創業者兼オーナーである高橋智恵(タミ)氏が、101歳になる直前の6月4日に安らかに逝去した。トモエは歩く百科事典として多くの人に知られ、サンフランシスコ大地震後の1906年に設立されたジャパンタウンの歴史と人々に関する豊富な知識と物語を持っていました。今年はウエスタン・アディションのジャパンタウン110周年記念の年です。 1915年8月16日、サンフランシスコで、山梨県から移住した野沢智之と小沢正乃の長女として生まれました。彼女の父親は、スターライトラ…

ボランティアの声:全米日系人博物館を支える人々
ウィリアム・“ビル”・ヒロシ・シシマさん

2016年6月13日 • 羅府新報

ビル・シシマさんは、ご飯のおかずに牛舌、セソ(脳みそ)、そしてメヌード(ウシの胃のスープ)を食べて育った。父親のカツスケさんは、ロサンゼルスのメキシコ系コミュニティーのあるオルベラストリートの近くで食料品店を営んでおり、店ではもっぱら、タマレスに使うチリやマサ(とうもろこし粉)などの食材を扱っていた。店の厨房では、残り物でチョリソーを作っていた。 週末には、チャベス・ラヴィーンに住んでいるメキシコ系アメリカ人が注文をしに店を訪れた。父親は従業員にチャベス・ラヴィーンまで品…

オリンピックメダリストのトミー・コノ氏が85歳で死去

2016年5月30日 • 羅府新報

ホノルル・スター・アドバタイザー紙によると、重量挙げでオリンピックメダルを3個獲得し、米国オリンピック重量挙げチームのヘッドコーチとなったトミー・タミオ・コノ氏が、2016年4月24日にホノルルで亡くなった。享年85歳だった。 KHON2によると、家族はコノ氏が肝硬変の合併症により日曜日の午後3時30分に亡くなったと語った。彼の家族は声明で、「家族は彼の友人全員、特にヌアヌYMCAのリフターたちに感謝したいと思います。彼は彼を知るすべての人にとってインスピレーションの源でし…

ボランティアの声:全米日系人博物館を支える人々
ゲイリー・オノさん

2016年5月23日 • 羅府新報

ゲイリー・オノさん の日当たりの良いリトル東京のアパートは、ゲイリーさんの大好きな物の宝庫だ。 ダイニングテーブルの後ろの壁には古く色あせた日本画の掛け軸がかけられている。神話のイザナギとイザナミまでさかのぼっり、日本の歴代天皇が美しく配列され、描かれている。その横には5フィートほどもありそうな墨と筆で書かれた書道の掛け軸が下げられている。これは、ゲイリーさんの前にこのアパートに住んでいたタケダさんという90歳代の女性の作品だ。 その奥の壁には、日本のモノクロの芸術…

ブエナビスタ:砂漠の安息地展はアラメダの118年の歴史を網羅

2016年5月16日 • 羅府新報

ブエナ ビスタ ユナイテッド メソジスト教会の毎年恒例のスプリング バザーでは、バーベキューで焼かれたチキンの照り焼きのおいしそうな香りを追いながら、1 世紀にわたるアラメダの歴史を振り返る特別な場所を見つけてください。それは、礼拝堂エリアにひっそりと佇む歴史展示「ブエナ ビスタ: 118 年間の砂漠の安息地」です。中に入ると、琴の物憂げな音が聞こえてきます。立ち止まって、1世紀前に撮影された、堅いスーツを着た日本人男性が宣教師の女性たちと並んで立っている写真を見てください…

ボランティアの声:全米日系人博物館を支える人々
リチャード・ミチオ・ムラカミさん

2016年5月9日 • 羅府新報

リチャード・ムラカミさんの戦時体験は波乱に満ちていた。ムラカミさんは家族と共に収容所を転々とし、終戦までの間にツールレイク、ジェローム、ハートマウンテンの3か所に収容された。 第二次世界大戦が始まった時、リチャードさんは日系人の少ないカリフォルニア州レークウッドに住んでいた。真珠湾攻撃の翌日、白人の学友が、数日間学校を休んだ方がいいと助言してくれたという。家族と共に強制収容所に送られたリチャードさんは、その時初めて日系人しかいない環境に身を置くという経験をした。 ム…

アジア系アメリカ人のイェール大学卒業生が中西を偲ぶ

2016年5月2日 • 羅府新報

ニューヨーク—アジア系アメリカ人イェール大学同窓生協会(AAAYA)は、2016年3月27日に以下の声明を発表しました。 * * * * * AAAYA は、著名なイェール大学の卒業生であるドナルド T. ナカニシ SY '71 氏の死を悼みますが、彼の並外れた人生にインスピレーションを感じています。精力的に研究に取り組んで多作な学者であった彼の先駆的な努力と先駆的な方法は、アジア系アメリカ人研究の多くが繁栄する基盤を築きました。断固とした熱心なコミュニティ擁護者で…

ボランティアの声:全米日系人博物館を支える人々
メイ・フジノさん

2016年4月25日 • 羅府新報

メイ・フジノさん(1933-2016)は、全米日系人博物館でボランティアとして過ごす時間を楽しんでいた。博物館では歴史や日本語の勉強に没頭し、少女時代を思い出すこともあった。メイさんの家族は、困難を極めた時代にも、いかなる状況に置かれようと最善をつくす術を持っていたという。 1933年カリフォルニア州サリナス生まれのメイさんは12人兄弟の長女で、「だから私は大将だった」と笑った。両親は共に広島にルーツを持ち、一世の父は10歳でアメリカに渡り、母親は帰米二世だった。両親…

ボランティアの声:全米日系人博物館を支える人々
鈴木康之さん

2016年4月11日 • 羅府新報

「全米日系人博物館のボランティアガイドはおもしろい。日系アメリカ人の歴史のクラスを受講したが『マニュアル』はないので、いつも勉強しないといけない」 鈴木康之さんは、日本語で展示を案内する全米日系人博物館のボランティアガイドの一人だ。ガイドをするにあたり、日系二世による英語のボランティアガイドについてまわり、展示について話す内容を全部覚えたという。しかしそのままだと日本からの来館者には伝わりにくいため、日本人を案内するときは「その時の日本はこんな時代」などと日本史を並列…

ボランティアの声:全米日系人博物館を支える人々
ケネス・“ケン”・ハマムラさん

2016年3月28日 • 羅府新報

ハマムラさんは、長年に渡り全米日系人博物館(以下博物館)で幅広い役割を担い、活躍してきた。博物館への寄付者、スタッフ、そしてボランティアとして活動する中で、ハマムラさんは、日系人の物語や遺品を保存・共有し、次の世代へつないでいくことの大切さを認識するようになった。 ハマムラさんは博物館の使命に共感し、自身の家族史を見つめ直し、娘や孫たちに継承していきたいと考えている。帰米二世の両親を持つ日系三世のハマムラさんは既に退職し、家族史に関わるアーカイブ資料を掘り下げ、写真を…

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