ディスカバー・ニッケイ

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第442連隊戦闘団(英語)

(英語)今私が書いているのは、私の3人の叔父も従軍した、第二次大戦での第442連隊戦闘団に関する小説です。私は、最近ハワイの90歳の叔父を訪ね、話をしたのですが、彼はそのことを語りたがりません。「自分はすべきことをしたまでだ。正しいことをしたんだ」と言うだけでした。 それで私は、まだ小さな子供だった母の目線で小説を書くことにしました。母の兄たちは7歳以上年上でした。ハワイのコナ島の小さな農村から、全ての男たちが同時に突然いなくなり、戦争へ行ってしまいました。男性は、一人残らずいなくなりました。母や母の姉妹、祖母、町の全ての女性たちは、力を合わせて農作業を継続し、家族経営の小さなスーパーマーケットの経営を続けました。全てを目撃した子供の頃の母の視点で物語は進みます。 私は、たくさんの退役軍人や彼らの妻にもインタビューをし、彼らの体験や恋愛、結婚について話を聞きました。中には浮気をしていた人もいました。第二次大戦で従軍した日系アメリカ人の、愛に満ちた、情熱的で充実した素晴らしい物語となるでしょう。今私が取り組んでいるのは、こんな物語です。 私は、この本を贈り物として捉えています。ユダヤ人は「ミツワー」と呼ぶのですが、彼らの物語を敬意と誇りを持って書くことは、私から彼らへの贈り物だと思うのです。


第442連隊戦闘団 軍隊 (armed forces) 退役軍人 (retired military personnel) アメリカ陸軍 退役軍人 戦争 第二次世界大戦

日付: 2013年4月4日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: パトリシア・ワキダ

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

フランチェスカ・ビラーさんは、ユダヤ系の父と日系アメリカ人の母の元、ハワイで生まれ、南カリフォルニアで育ちました。

ビラーさんは、調査報道ジャーナリスト、政治風刺家、作家、時事解説者として受賞歴を持ち、雑誌や本、ラジオ、テレビで活躍しています。日系とユダヤ系のバックグラウンドを持つビラーさんは、自身の興味深い背景について、内省とユーモアを込めて執筆しています。彼女の作品は、『ハフィントンポスト』、『CNN』、『ロサンゼルス・タイムス』、『ジューイッシュ・ジャーナル・オブ・ロサンゼルス』など、多くの媒体で発表されています。ビラーさんは、エドワード・R・ミュロー賞、2度のゴールデンマイク賞、優秀報道者としてプロフェッショナルジャーナリスト賞を4回受賞しています。

現在、ビラーさんは3冊の本を執筆しています。1冊目は、ハワイで結成された第442連隊戦闘団について、2冊目は、1970年代ロサンゼルスに育ったビラーさんの日系ユダヤ人としての体験をユーモラスに綴ったエッセイ集、3冊目は、ハワイ、日本、そしてユダヤ系の食べ物が、いかに家族の健康と幸せを支えているかを綴ったライフスタイルブックです。また、現在ビラーさんは全米各地のラジオ局を回り、彼女らしいユーモアあふれる切り口で、政治、ポップカルチャー、家族について語っています。(2013年8月)

ミア・ヤマモト

父親の影響

(1943年生まれ) 日系アメリカ人トランスジェンダー弁護士