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ミシガン湖畔で:詩を通して第二次世界大戦の捕虜収容所と再定住の物語を再現

Community Event
In Person
Japan Society
333 East 47th

日付: 2025年4月7日

タイトル: 19:00



2025年は第二次世界大戦終結80周年にあたり、ジャパン・ソサエティはこの記念行事の一環として、戦時中に10か所あった捕虜収容所の1つに収容された日系アメリカ人一世の夫婦、トミコ・マツモトと緑洋・マツモトが書いた日本語の短歌の翻訳である『ミシガン湖のほとりで』に焦点を当てたブックトークとサイン会を開催できることを光栄に思います。このイベントには、ナンシー・マツモト(トミコと緑洋の孫娘)、マリコ・アラタニ、エリ・F・ヤスハラ、宮部京子が登壇します。

短歌は日本の詩の最も古い形式で、現在でも広く詠まれています。5行の長さで、5-7-5-7-7の韻律で、俳句より2行長いです。俳句は自然界や自然から呼び起こされる感情を描写することが多いですが、短歌は政治や公共の出来事から最も個人的な感情まで、幅広いテーマを扱っています。このため、短歌は第二次世界大戦中に捕虜収容所で経験した喪失感、孤立感、トラウマを伝えるために第一世代(一世)の日本人移民が選んだ形式です。

UCLAアジア系アメリカ人研究センター出版局から出版された『ミシガン湖畔』が、初めて英語圏の読者に読まれるようになりました。マツモト夫妻の詩は、1942年にロサンゼルスからワイオミング州ハートマウンテン捕虜収容所に強制移住させられてから、戦争が終わりシカゴに再定住するまでの17年間の生活を綴っています。戦時中の強制収容の物語は、多くの日系アメリカ人の2世、3世が小説、舞台、映画で語ってきましたが、この時代の日本語の著作で英語に翻訳されたものはほとんどありません。『ミシガン湖畔』は、第2次世界大戦の出来事とその余波を日系アメリカ人1世の視点から描いた珍しい作品です。

この本は、約15年の歳月をかけて、編集者のナンシー・マツモト(トミコとリョクヨウの孫娘)と、熟練した翻訳家の荒谷真理子と宮部京子の共同作業で制作されました。


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japansociety Updated 2025年3月12日

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