ディスカバー・ニッケイ

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坂本 邦雄

(さかもと・くにお)


神奈川県出身。1932年、3歳の時家族でブラジルサンパウロ州のコーヒー農園に配耕。1年もしないうちに父利兵衛が亡くなり、母テルは、同じように前妻を亡くした酒井好太郎と再婚し、1935年に一家でパラグアイへ転住。1936年、ラ・コルメナ移住地へ第一陣として入植した。

1954年、公認会計士の資格を取得。ラ・コルメナ農協専務理事(1955-56)を務める。その後アスンシオンにて日本海外移住振興会社(1957-62)、海外移住事業団(1962-69)、イタプア製油会社CAICISA(1969-73)に勤務中、移住関連の事業に携わる。1974年から1992年までは、住友商事のアスンシオン連絡員を務める。

1959年に公証翻訳人の資格取得。以来、種々の法令、法規、「EL invierno de Guntar(ギュンターの冬)」(フアン・マヌエル・マルコス著、2016年悠光堂より出版)を含む書籍の邦訳を手掛ける。現在は、パラグァイの大文豪、故アウグスト・ロア・バストスのセルバンテス文学受賞作「Yo el supremo (余は至高の総統なり)」(1987年)の“超翻訳”に挑戦中で、“付録の人生”を楽しく送っている。

(2019年11月 更新)


この執筆者によるストーリー

巨大日系移住地イグアスにせまる魔の手 ー 暗躍する「土地なし農民」

2019年11月27日 • 坂本 邦雄

「またか!」と呆れた話である。 国立農村土地開発局(INDERT)は、かつて2005年に起きた、パラグアイの日系イグアス移住地にいまだ存在すると仮定される「国有余剰土地の問題」を再び蒸し返したのである。 このいいがかりを折に触れては燻ぶらしているのが、同移住地の西部隣接区のフアン・レオン・マリョルキン自治体(編注=ブラジルでは「市」。アウト・パラナ県にあるイグアス移住地の隣接地)だ。その後押しをして、日系移住者の脅威と化しているのが、他でもないINDERT当局なのだ。 …

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