Discover Nikkei

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第十話 キミコの再出発
100年以上前にブラジルに渡った移民たちは、いつかは日本に戻れると思っていた。1980年代から日本に行き始めた逆デカセギのほとんども、いつかはブラジルに戻れると信じていたのだろう。しかし、世の中はそ…

Laura Honda-Hasegawa • April 23, 2013


第九話 サクラの花の咲くころ
真司とリンダは子どものころの友だちだ。と言っても、同じ学校に通ったこともなく、同じ公園で遊んだこともなかった。 真司は6歳のとき、お父さんの仕事の関係でブラジルに住むようになった。 お母さんは元ピア…

Laura Honda-Hasegawa • March 21, 2013


第八話 カーニバルの悲しい出来事
私は日系二世の70歳のおばちゃんです。昔からカーニバルにはあまり興味がありませんでした。カーニバルとはブラジル人にとって、年に一度の楽しみだとしか思っておらず、「ブラジル人ではない」と認識している私…

Laura Honda-Hasegawa • Feb. 8, 2013


第七話 ケンジンニョのすばらしい年末年始
日本生まれのケンジンニョは両親が別れた後、母親と一緒にブラジルへ渡った。 日本に残った父親は1年半後、約束どおり、息子を迎えに行ったが、意外なことが起きていた。元の妻のヌビアは再婚してリオに住んでい…

Laura Honda-Hasegawa • Jan. 24, 2013


第六話(後編) マユミは此処!FELIZ NATAL!
第六話(前編)を読む>> 何と言ってもナタール(クリスマス)はデカセギにとって特別な祝日だ。無関心な人は誰もいない。みな、その日が来るのを心待ちにしている。家族や友人と集り、その時だけは多忙な生…

Laura Honda-Hasegawa • Dec. 24, 2012


第六話(前編) 「Mayumi」は今、何処?
早朝、大きなバスケットを両手でかかえた若い女性が街を歩いていた。 公園のベンチに座り、ひと休みする。空を見上げると、濃い灰色の雲がどんどん横に流れ、自分も一緒にどこかへ連れて行かれるような気がした。…

Laura Honda-Hasegawa • Nov. 21, 2012


第五話(後編) クレイト 血と汗&サンバの物語
前編を読む>> ふたたび転々と職を変えた。そのため、ブラジルの家族の存在はどんどん薄らいでいった。2歳になった娘の写真も見たことがなかった。そして、気がつくと、サンバのインストラクターになってい…

Laura Honda-Hasegawa • Oct. 30, 2012


第五話(前編) クレイト 血と汗&サンバの物語
子どもの頃、クレイトはごく普通に暮らしていた。原っぱでサッカーをしたり、先生に叱られたり、近くの山に登って怪我をしたり、木登りをし手足の骨を折ったり、ゼーさんの庭のマンゴを盗み、逃げる途中、足をくじ…

Laura Honda-Hasegawa • Oct. 23, 2012


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