ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/384/

日系アメリカ人コミュニティの生活(英語)

(英語)私には祖母にかけられた「のろい」と呼んでいることがいくつかあるんです。そのうちの1つは、以前祖母がいつも私に言っていたことで、私がやることは良いにしろ悪いにしろ、日系人全体の体面に影響するということでした。私はその考え方を受け入れていました。私はあまり物事に疑問を抱くタイプではありませんでしたし、両親や祖父母に言われることはいつもなんとなく受け入れていました。好むと好まざるとにかかわらず、ただ受け入れていたんですね。そして納得していたんだと思います。

中高生の頃には、私のそういった立場は強固になっていました。そしてその頃、私は日系人社会が何か社会的な罪を犯していたかもしれないある一家を、集団でかばっていたのを知りました。その一家の行いが、平均的な日系アメリカ人のそれと思われることを、コミュニティは恐れたのでしょう。そして日系コミュニティはその件をもみ消したんです。それから高校から大学にかけて、若者はセックスに対してよりオープンになっていた時代で、結婚前の若い女性が妊娠したりすることもありました。でもそうなると大変で、噂がコミュニティ中に広まっていくわけです。そして日系社会はその家族を一丸となって守ろうとする一方、背後では本当に意地悪なことを言っていました。明白なダブルスタンダードがあった訳です。


コミュニティ 文化

日付: 2003年3月18・20日

場所: 米国、ワシントン州

インタビュアー: アリス・イトウ、マユミ・ツタカワ

提供: Denshō: The Japanese American Legacy Project.

語り手のプロフィール

ロジャー・シモムラ氏の絵画・版画・舞台作品はアジア系アメリカ人の社会政治的な問題を題材にしています。これらの作品の多くは移民として渡米した故祖母が56年間にわたって綴った日記からアイデアを得ています。自作の絵画・版画の個展を100展以上も開催しており、ニューヨークのフランクリン・ファーネス、ミネアポリスのウォーカー・アートセンター、ワシントンDCのスミソニアン協会国立アメリカ歴史博物館などを拠点とし実験的な舞台作品を紹介してきました。また、教育者としても広く認められており、カンザス大学で特待教授(Distinguished Professor)になりました。さらに、アメリカ美術史学会は、4年間に渡る全米12の博物館で開催された巡回展『アメリカン・ダイアリー』の功績を称え、2001年に最優秀芸術作品賞を授けました。

シモムラ氏個人の書類などはスミソニアン協会アメリカン美術古文書館に保管されています。また、ニューヨーク.、シカゴ、カンザス市、マイアミ、シアトルのギャラリーで彼の作品を見ることができます。

*全インタビューはDenshō: The Japanese American Legacy Projectにて見ることができます。

ロレイン・バンナイ

子供社会の中で手本となる日系アメリカ人の存在の重要性 (英語)

弁護士(1955年生)

ロレイン・バンナイ

二世が抱える二重のアイデンティティ問題 (英語)

弁護士(1955年生)

ロレイン・バンナイ

日系アメリカ人というアイデンティティ意識の高まり (英語)

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マーガレット・オダ

日本語と価値観をもとに育つ(英語)

(1925 - 2018)ハワイ出身の教育者、二世

ロベルト・ヒロセ

少数の日本人家族と共に育って(スペイン語)

二世日系チリ人、ビジネスマン(1950年生)

ロベルト・ヒロセ

ラテンアメリカにおける日系人の多様性(スペイン語)

二世日系チリ人、ビジネスマン(1950年生)

ロベルト・ヒロセ

戦時中の日系人への政治的な影響(スペイン語)

二世日系チリ人、ビジネスマン(1950年生)

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日本人への見方が日系人へも影響 (スペイン語)

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ポーラ・オヨス・ハットリ

日本文化への興味 (スペイン語)

日系アルゼンチン人、三世

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文化の多様性を学ぶことの重要性 (スペイン語)

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マルガリーダ・トミ・渡辺

戦中に救済会に送られた救援金

ブラジル日系移民の母 (1900-1996)

マルガリーダ・トミ・渡辺

戦時中の救済会の役割

ブラジル日系移民の母 (1900-1996)

松原由美

アメリカナイズされた価値観

岐阜県出身新一世。 最近アメリカ市民権を取得。

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日系人にとっての日本の伝統行事

岐阜県出身新一世。 最近アメリカ市民権を取得。

アキラ・ワタナベ

ペルー支部祭り太鼓のはじまり (スペイン語)

ペルーの琉球祭太鼓のディレクター(1974年生)