(スペイン語) チリの場合、戦争中や戦後直後は、日系人にとっては、なんていうかまあ、非常に友好的というわけではありませんでした。チリの人たちが敵対的に振舞うことは決してなかったんですが、例えば、チリは日本に宣戦布告をしていたので、当然、政治的にはちょっと違っていました。でもその時代は、少なくとも私にとってみれば、戦後のその時代というのは、日本が世界的な水準に成長したときだと思っています。そうですよね? 経済的な観点からいえば、一般に、日本の文化は一層知られていくようになりました。それなので、私たちは日系人にとってより有利な時代にいたんじゃないですかね。つまり、日系人であることはいいことだったんです。日本だと「箔が付く」といいますよね。つまり、なんらかの優位なところがあって、日系人、日本人に対する尊敬の気持ちがあったんですね。
日付: 2005年10月7日
場所: 米国、カリフォルニア州
Interviewer: アン・カネコ
Contributed by: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター