インタビュー
初めての映画(英語)
(英語)私がアニメを本当に好きになるきっかけとなったのは、収容所で初めて見た映画、「白雪姫」でした。チケットが10セントで買えるので、あった貯金を全て使いました。兄とふたりで食堂で買ったのです。彼らはチケットを売っていたんですよ。でも、カラー映画の見られる映画館はひとつしかなく、ずっと歩いて行かなければなりませんでした。ほとんど町の向こう側にあり、16ミリで長編映画を上映しているところでした。
私たちはチケットを買い、映画館に行きました。そして、私は行く途中でチケットを失くしてしまったのです。私は泣き、兄は「俺は行くからお前は家に帰りな」と言いました。なので家に向かいましたが、本当のところ、来た道を調べてたんです。歩いて戻ってるとき、地面に落ちているチケットを見つけました。ポケットから紙かハンカチか何かを取り出したのを覚えていて、チケットはそこに落ちていました。急いで戻り、上映時間にちょうど間に合って、「白雪姫」を見ました。そして、こんな素晴らしいものは見たことがない、と思い、アニメーターになりたい、と思ったのです。
日付: 2012年6月29日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: クリス・コマイ、ジョン・エサキ
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター