ディスカバー・ニッケイ

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ペルー人子弟にとって、日本の学校に通うことの挑戦と試練(スペイン語)

(スペイン語)在日ペルー人子弟に関しましては、当初からペルー人学校というものはあまりなく、ペルー国の通信教育が一つあるだけです。その結果ほとんどの子弟が日本の学校に行っています。そして、そのほとんどが義務教育である中学校を終えています。もちろん、高校に進学しているものもいます。しかし、ペルーから日本の学校という変化は非常に大きく、厳しい校則等もそうですが、それについていけない生徒もいます。多分そうした理由も含めて中退していくものが多いのです。 日本では、労働市場に入っていきますと賃金も学歴に左右されます。中卒、高卒、大卒がいますが、中卒のものが労働者として相当の能力の持ち主であっても多分その賃金はその学歴に沿って支払われるのだと思います。だからこそ、ペルー人子弟にはせめて高校を卒業してほしいのです。


在日日系人

日付: 2009年3月24日

場所: 日本、東京都

インタビュアー: アルベルト・松本

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

ペルーで出生、1980年頃から約10年電子機器等の組立・修理をするELECTRONICA MORUMBI S.R.L.という会社を経営。1990年9月来日、日本のレベルアップを図るとともに当初はボランティアとして大和市の国際化協会に登録。その後、通訳・相談員として活動、同様にAMDA医療情報センターでも従事する。

2001年から㈶産業雇用安定センター神奈川支部で南米日系就労者の通訳・相談員を勤め、2002年から2005年までは同機関のTOKIO NIKKEIS(上野・新宿職安)で勤務。その他、行政書士事務所「双葉事務所」、コミュニティー内の企業、そして現在は、海外日系人協会の委託事業「日系就労者就労準備研修」の通訳員としても従事。

大和市では、地元のFM YAMATOのパーソナリティーも務め、市主催の「多文化共生会議」及び「地域福祉計画策定委員会」の委員でもある。 (2010年7月)

二宮 正人

日本政府の日系人に対する誤った思い込み

サンパウロ大学法学部博士教授、弁護士、翻訳家(1948年生)