ジョルジ・ナガオ
(Jorge Nagao)
1952年生まれ。サンパウロ州ヴェラ・クルス出身。サンパウロ市居住。80年代、新聞「Folha de São Paulo」のユーモアページや有名なユーモア週刊誌「Pasquim」に投稿。2010年から 「Nippak/Brasil新聞」のコラムニスト。www.algoadizer.com.br にもコラボ。
(2014年11月 更新)
この執筆者によるストーリー
日本語が来たり消えたり
2016年7月20日 • ジョルジ・ナガオ
私の両親、忠利と節子は、1955年に5人の子供を連れてサンパウロ内陸部のベラクルスから首都サンパウロに到着しました。エルメリーノ・マタラッツォ地区の東側の家に短期間滞在した後、父は近くに小さな食料品店/店を買い取りました。客たちは自分の名前の発音を習っていなかったので、忠利さんはマリオ、節子さんはヘレナになった。セウ マリオとドナ ヘレナは、想像を絶する困難を抱えながら、ポルトガル語で顧客とコミュニケーションをとらなければなりませんでした。したがって、私たちの日本語は、「は…
日本名について
2014年11月21日 • ジョルジ・ナガオ
日本名の響きは、ブラジル人にとって、奇妙に聞こえる。最初の移住者は自分にもブラジル名を選んで、子どもにも「ガイジン1」の名前を付けた。こんな小話もある。一世の父親が息子に名前を付けるとき、友人が「アントニオかジョアオンかカルロスを提案するよ」と言うと、「提案する」というポルトガル語「sugiro」を名前だと思い、その3つのブラジル名を無視し、息子に「スジロウ」と名付けた。 私の友人シゲル・イエツグが新しい上司に自分の名前を何度言っても、上司は、どうしても聞き取れなかった。…