インタビュー
他人にアイデンティティを強要(英語)
(英語) 確かに海外などに行くと、アイデンティティを(勝手に)決められてしまいます。私はこの向かいの通りで育ち、毎週チャイナタウンで過ごしましたが、日系アメリカ人の影響も強く受け育っているのです。兄が松涛館(空手道場)に通っていたという事もあって、私自身も松涛館に通い今までずっと学んできましたからね。そして大学で日本語を勉強して、何度か日本に住んで学校にも通いました。恐らく日本文化の方が中国文化より身近に感じるのではないでしょうか。ですから私のアイデンティティは日本に溶け込んでいると言えるかもしれません。そういうと「ちょっと待って、あなたのアイデンティティは・・・中国人でしょ!」と(勝手に)押し付けて、反対する人がいるかもしれません。しかし私が中国人でない事を世界中でもっとも強く主張するのは、中国の人達なんです。実際、私が中国人でないと最も強く主張する人は私の姉以上に誰もいませんからね。
日付: 2006年5月3日
場所: 米国、カリフォルニア州
インタビュアー: ジム・バウワー
提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター