ディスカバー・ニッケイ

https://www.discovernikkei.org/ja/interviews/clips/478/

インタビュー

キップ・フルベック

映画製作者・アーティスト(1965年生)

アートを通して見つけた共通点(英語)

(英語) どんなアーティストもエゴイストなところがあって、「自分達がやっていることは凄く重要で、誰もが自分達に耳を傾けるべきだ。」といった気持ちがあるのではないでしょうか。その反面「自分の芸術は独りよがりなのか?」と感じる時もあると思います。。ただ、私がいつも感じることは、自分の個人的な経験を、より細かく堀り下げて表現すればするほど、より多くの人達が彼らの人生と私の人生に共通項を見出してくれるんです。これは学ぶべき重要な教訓でした。実は、今までもらった数少ないファンレターで、今も取ってある手紙があるんです。この近くのサンタモニカにあるHighways Spaceでパフォーマンスをした際、そのパフォーマンスを見たある男性が書いてくれたんです。それには「あなたが南カリフォルニアでハパとして育ったことが、私がテキサスでゲイとして育ったこととあまりに似ているので驚きました!」と書いてあったんです。これは凄い褒め言葉だと思いました。私達の間に何らかの類似点があったという意味ですからね。これがまさに私のやろうとしていることなんです。


ハパ アイデンティティ 多人種からなる人々

日付: 2006年5月3日

場所: 米国、カリフォルニア州

インタビュアー: ジム・バウワー

提供: 全米日系人博物館、ワタセ・メディア・アーツ・センター

語り手のプロフィール

1965年、キップ・フルベックは中国人の母とイギリス・アイリッシュ系の父の元に生まれました。5歳の時、中国人の従兄弟に「ハパ」と言われました。当時はその単語の意味について深く考えることはなかったのですが、成長するにつれ、混血としての自分のアイデンティティを表す適切な言葉ない(あったとしても差別的な意味を含んでいるものが多い)ことに気づき、「ハパ」が持つアイデンティティとしての現実的・人間味のある側面を押し出すための方法について考え始めました。

フルベックが「ハパ」アイデンティティを追求してみようと始めたのが、ハパ・プロジェクトです。ハパの顔写真をとり、「あなたは何ですか?」という質問にそれぞれ自分の言葉で回答してもらうのです。現在、約1000人以上のさまざまな世代・職業をもつハパの写真を撮り終えています。このプロジェクトはPart Asian, 100% Hapa (Chronicle Books, 2006)として出版され、2006年6月8日から10月29日にかけて全米日系アメリカ人博物館で行われる特別展kip fulbeck: part asian, 100% hapaに見ることができます。

1990年以来、フルベックはハパ・アイデンティティに関する映画やアートを手がけています。アイデンティティ、他人種・他民族、ポップカルチャーなどのトピックにおける著名なアーティストであり、彼の手がけた映画やパフォーマンス、写真などは世界各国で賞を得ています。現在、フルベックはカリフォルニア大学サンタバーバラ校芸術学部の学部長・教授であり、アジア系アメリカ人研究とフィルム研究の教員も兼任しています。優れた教授におくられるOutstanding Faculty Member Awardを過去三回受賞しています。(2006年5月3日)

ミシェル・ヤマシロ

沖縄文化の理解(英語)

ペルー出身の両親を持つ沖縄系アメリカ人

ミシェル・ヤマシロ

本州の人々の沖縄人に対する偏見(英語)

ペルー出身の両親を持つ沖縄系アメリカ人

ミシェル・ヤマシロ

共感する米国的な価値観(英語)

ペルー出身の両親を持つ沖縄系アメリカ人

ミシェル・ヤマシロ

三か国語を使った沖縄での活動(英語)

ペルー出身の両親を持つ沖縄系アメリカ人

ミツエ・ヤマダ

詩を通して自分を表現(英語)

帰米二世、詩人、活動家(1923年生)

ファン・アルベルト・松本

エスコバールについて(スペイン語)

日本在住の日系アルゼンチン人、二世(1962年生)

モニカ・タイシャ―

ニッケイの定義(英語)

米国在住の日系コロンビア人(1974年生)

サブリナ・シズエ・マケナ

カミングアウトが家族に与えた影響

(1957年生まれ) ハワイ州最高裁判所判事。